PEOPLE

Video Director

坂本 尚人

グラフィックデザイナーを経て2012年から映像制作をスタート。国内外を問わず、アーティストを中心に、クリエイター、ミュージシャンなど自己表現者を対象としたドキュメンタリーベースの映像を得意とし、表現の瞬間に生まれる熱や感動を記録することに長けている。被写体のすぐ側に立った臨場感ある撮影を好む一方、空間全体を俯瞰で把握する撮影技術にも長けており、一定の客観性を必要とする映像制作にも定評あり。


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ヨリとヒキ。撮影をするときに使う言葉でヨリは近い距離で撮ること、そしてヒキは遠い距離で撮ること。被写体のどの部分にフォーカスをし、どんな距離感で撮影するかで印象が変わってくる。一歩踏み込んだり、後ろに下がってみたり。虚構を用いずありのままを伝えるドキュメンタリーの独自の切り取り方を追究するビデオグラファーに、いままでとこれからの挑戦について話を聞いた。

地元の栃木県から上京したのは、グラフィックデザイン専門学校入学の18歳の時。そのときにルームシェアをしていた友人やその周りにいた人たちは僕にとってとても刺激的な存在でした。休日のリビングでスケッチブックを出してさらりと絵を描き始めたり、音楽セッションをいきなり始めたり。思い起こせば、その風景を記録に残しておきたくて安いビデオを分割で買ったのが今の仕事につながるきっかけでした。専門学校卒業後はグラフィックデザイナーに。気晴らしで通い始めたクラブで友達とVJをすることになり、最初はCGを音に乗せてハンドメイド感全開で始めたんですがとにかく楽しくてのめり込み、仕事をやめてカフェの定員しながらVJ活動をするようになったんです。それから映像制作会社に入社して。実は、入社前の26歳にフリーランスになってみたのですが、案の定、一件も仕事は来ず(笑)。そんな社会の厳しさを肌で感じたこともありました。

知り合いの展示会の記録ムービーや結婚式の思い出ムービーを友達に有志で作ったりしていたのですが、仕事として映像を初納品したのは(HANGOUT COMPANYのメンバーでもある)JUN INOUEの個展のリキャップムービーでした。それをきっかけにインタビューやドキュメンタリーものを作り始めて。絵コンテを書いてカメラを回し編集をして音楽をつけるまで、ひとりで一連の作業をして映像を仕上げることができるのが強みです。それはひと昔前と比べて機材が手に入れやすい価格帯になったり編集機能の技術の進歩のおかげでもあるのですが、周りに助けられてここまでこれています。一番印象に残っているのは、フリーランスに成り立ての実力不足を実感した時だったんですが、ディレクターである自分の足りなさを痛感できたことは、すごく大きかったです。周りに迷惑をかけ過ぎて悲しくて実家に帰ったりもしましたしね。泣いた夜もありました(笑)。

アーティストをはじめ表現を発信する人に尊敬と憧れを持っています。今までもたくさんのアーティストを撮影させてもらってきましたが、刺激あるアーティストに今以上に携われる経験値と度胸を得るために、この春からロンドンに行くことにしたんです。期間は半年間しかないので、次に繋げるコネクションを存分に作って自信を持って帰ってきたいと思います。









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